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社長日記

2005年1月30日(日)
ザ・ゴール

お世話になっている皆様,いつもありがとうございます。

先日三重県のO社に伺いました。
建設業であるO社の後継経営者であるOさんは,経営革新にとても前向きな方です。
ISO9001,14001の取得はもちろん,原価管理マネジメントシステム,中期経営計画策定など積極的に進められ,業績は好調です。

さらに現在は新規事業に取り組まれています。
新規事業といっても,現在進行している事業をコアとしたもので,強みを活かしたないようです。しかも,それに関して大学と共同研究も進めておられ,特許の取得も前提にしています。

O社様のすばらしいところは次の点です。
1)社員さんがプラス思考で勉強好き
(毎日のように遅くまで自主勉強会を開催して知識の拡充されています)
2)コンピュータシステム化を徹底しており,作業の効率化を推進している
(全社員が,エクセルやアクセスのプログラムを組むことができます)
3)後継経営者の強力なリーダーシップ
(ピンと来る能力(危機感)に長けており,誰よりも長く働いている)

企業様を訪問していると,この2〜3年で「知的体力」に大きな差が生じていると感じます。
これからの会社経営では,「肉体的体力」に加えて,「知的体力」「が欠かせません。「知的体力アップ」のためには,トレーニングを欠かせません。

岐阜県のU社の社長は,社員さんに「ザ・ゴール(企業の究極の目的とは何か)」(ダイヤモンド社)を配り,感想文を義務付けられています。
この本は,ゴールを目指す企業社員さんの取り組みを書き表したもので,斬新な問題解決手法をわかりやすく書いたものです。
ザ・ゴール ぜひともお読みくださることをお勧めします。

2005年1月12日(水)
手の切れるようなものをつくれ

お世話になっている皆様,いつもありがとうございます。

先日岐阜県のA社に伺ったときのことです。A社様の所在地は,標高600mあります。そのときの気温は氷点下5度。凍るような寒さでした。

A社様は,現場の仕事が終わって18時から全社員さんが勉強会を開催されます。現場で疲れているところでしょうが,一生懸命勉強されています。
23時ころ勉強会が終わり,社員さんが帰途につくころ,社長の息子さんが「行ってきます」の声。
どこに行くのかと思えば,道路の凍結箇所を溶かすために「塩化カルシウム」を撒きに行くとのことです。

社長に「息子さんはこんなに遅くから偉いですね」というと,「私は,地元の方が,朝の出勤時に滑らないように,朝4時に起きて塩化カルシウムを撒きます。」という返事が返ってきました。

私は,やはり建設業は基幹産業であると再認識しました。
建設業がないと,寒い日には住民の方は安心して出勤も帰宅もできません。体をはって働く方々は,もっともっと誇りをもって働くべきであると感じました。

京セラ,KDDIの創業者 稲盛和夫さんは次のように言います。

『私は「手の切れるようなものをつくれ」といいます。あまりにすばらしく,あまりに完璧なため,手をふれたら切れてしまいそうな,それほど非の打ちどころがない,完全無欠のものを目指すべきだ。』(「生き方」より)

2005年1月3日(月)
一寸先は光

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

年末年始はご友人に会われた方も多いかと思います。
私は,年末に大学時代のサッカー部の同窓生と約15年ぶりに会いました。

その中の一人である中田完二君のことをお話します。
中田君は,大学の経済学部を卒業して,大手スーパーに就職しました。そこで人材育成の機会を得て,教育に興味を持ち,教育会社に転職しました。その後,努力して研修インストラクターになり,講師として全国を飛び回っていました。

平成8年,中田君が36歳の時に,体調不良のため病院に行くと,なんと「急性骨髄性白血病」にかかっていたのです。
突然のことでした。
治療のかいあって白血病の症状がでなくなった平成10年1月,今度は脳腫瘍を宣告されました。手術をして,しばらくは半身不随でしたが,懸命のリハビリの結果,運動機能を取り戻し,歩けるようになりました。
ほっとして,仕事を再開しようと思った矢先の平成10年9月,突然の失明が彼を襲いました。
そして,中田君は両目の視力を失ったのです。

彼は,その後,多くの方に支えられて再び研修講師として仕事を再開しました。
その顛末を「一寸先は光」(廣済堂)という本にまとめました。

『確かに,未来のことがわからないのは不安の原因になりますが,そこには救いがあるのかもしれないと,そんなことを,ふと思いつきました。
(中略)
その未来が,今もしわかっているとしたら。
そして,すべてのことが,そのとおりに運んでいくとしたら。
そこには,夢に向かってチャレンジしながら,一歩一歩,夢を実現していく喜びはないでしょう。
いろいろな苦労を乗り越えてここまでこられたという達成感や満足感も生まれないでしょう。
(中略)
一寸先を光にすることはできると思うのです。
そのためにも,今,このときを懸命に生きて生きたいと思います。
自分の心を輝かせていたいと思います』

おくさんと二人のお子さんがいて,失明することの失望感はだれにも理解できないことでしょう。
しかし,それでも「一寸先は光」と言い切る中田君に私自身大いに勇気をいただきました。

「一寸先は光」(廣済堂)
勇気をいただける本です。ぜひともお読み下さい。

本年も,一生懸命にやりきります。変わらずよろしくお願いします。