■■がんばれ建設■■■■■■■■■■■■■■No.100■■■
〜建設業専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■2005年12月26日■■■■
お世話になっている皆様。いつもありがとうございます。
■このところ,雪が降る日が続きます。
私も先週は,岐阜県飛騨古川市,岡山県岡山市にて雪に迎えられました。
■名古屋市内のY建設にて,3日前に研修を行ったときのことです。
Y専務が次のようにおっしゃいました。
「夜たくさんの雪が降り,一面の雪化粧だった日の朝のことです。
社員さんが,6時30分に出社し,本社の回りの雪かきをしていたのです。
社員の皆さんには,本当に感謝しています」
私が
「だれかが,早朝出社の指示したのですか?」
と聞くと
「いえ,誰も指示していないので,自主的に早朝出社したようです」
とY専務はおっしゃいました。
■しかし,上記のような事例は,めずらしく多くの会社は以下のようでしょう。
雪が降ると,そのために出社が遅くなる社員がいるものです。
「電車が遅れているので(または道路が混んでいるので),○分出社が遅れます」
と電話が入るのです。
電車が遅れていることも,道路が混んでいることも事実でしょうが,
雪が降ることは前日からある程度予想がつくことです。
その分,家を早く出ることを考えられないかと思ってしまいます。
■この雪のような非常時にこそ,会社の「真の社風」が見えてきます。
■『「徳は,孤ならず」ということばがあるけれども,
これは正しいことはいつか必ず人びとに理解してもらえるという意味にも通じる。
しかし,これとても,一ぺんにというわけではない。
徐々にということである。
だからいかに正しいと思うことでも,その正しさにとらわれて,
いたずらに事をいそぎ,他を誹謗するに急であってはならない。
みずからの正誤を世に問うためにも,まずは辛抱強く,
根気よく事を進めてゆくという謙虚な姿が欲しいのである。』
(「道をひらく」松下幸之助 より)
■社風を作るのは経営者です。
経営者がよい社風を作ろうと思えば,「徳は,弧ならず」の精神で
ことにあたる必要があります。
ひとつひとつ経営者が背中で社員さんに示すことで,
よい社風が熟成されるように思います。
■いよいよ本年もあと6日となりました。
「社風改善」を経営者のもっとも大切な仕事ととらえ,
根気よくことを進めていきたいものです。
■このメルマガは,1週間お正月休みをいただきます。
どうぞ皆様,良いお年をお迎えください。
【編集後記】
昨日,女子フィギュアで村主章枝さんの演技を見ていました
見事優勝し,トリノ五輪行きを決めました。
村主さんは今年けがをして試合はおろか,満足に練習さえすることができなかったそうです。
しかし,けっしてあきらめず,根気よくけがを治して,今回の栄冠に輝きました。
私は,苦しんだ末に頂点に立った人をみると胸に迫るものがあります。
「神様,ありがとう。」
演技が終わったときにつぶやいた村主さんのことばは,
彼女の心のささやきのようでした。
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■■がんばれ建設■■■■■■■■■■■■■■No.99 ■■■
〜建設業専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■2005年12月20日■■■■
お世話になっている皆様。いつもありがとうございます。
■本日は,建設会社の営業について考えてみます。
多くの建設会社では,高度成長期には,営業しなくても仕事がある時代が続きました。
現場をしっかりやってさえいれば,仕事を受注できました。
現場では力を発揮できない人(つまりは現場で儲けれらない人)が,
営業部に配置転換させられるということが実際に行われていました。
しかし,いまや大競争時代となり,
会社でもっとも優秀な人が営業をしないと,
仕事を受注することができません。
■日本電産 社長 永守重信さんは次のように言っています。
『「品質が悪くて納期を守れない商品を高く売る。
だから,おまえら営業が必要なんやないか」
私はよくこんな言葉を使って営業マンを鼓舞するが,
悪条件の中でモノを売るのが営業という仕事なのだ。
そのことを知って欲しくて,新人営業マンをつかまえると
私は必ず「君は死んだノラ猫を売れるか」と問いかけることにしている。
同じ猫でも血統書付きなら簡単に売れるが,ノラ猫を売るのは難しい。
ただでさえ売れないのに,それが死んでいたとすればなおさらだ。
ブランドもなければ「生き物を可愛がる」というペット本来の価値もない。
死んだノラ猫は,ないない尽くしの商品である。
しかし,これを「売れます!」と言い切るのがプロの営業マンというものだろう。』
(日本電産 社長永守重信氏 プレジデント10/3号より)
■死んだノラ猫を売るためには,「自分」を売るしかありません。
いかに自らを磨き,お客様に「自分」を買ってもらうかが,営業マンの実力です。
■ところが建設会社に伺うと,現場担当者や営業担当者から次のような小言をよく聞きます。
営業担当者から
「現場が悪いから,受注ができない」
現場担当者から
「営業が安く受注してくるから,利益がでない」
■私はこのような時に,お二人には,次のように話します。
「営業は,売れない原因を現場に求めるな。
現場は,利益の出ない原因を営業に求めるな。
受注が伸びない,利益が上がらない,すべての原因は自分にある。」
■自主的,自発的に,営業と現場が動き出したとき,大きな成果が上がります。
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【 営業力アップ実践セミナー 】
■営業マインドと営業スキルを育成する実践的セミナーです。
■日時:平成18年1月18日(水),平成18年2月14日(火) 2日間
■場所:愛知県中小企業センター
名古屋市中村区名駅4丁目4番39号 TEL:(052)561-4121
http://www.hata-web.com/
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【編集後記】
先日,飛騨古川にてある建設会社の忘年会に参加しました。
そこで,年内で寿退社される女性が挨拶をされました。
「12年間この会社で働いてきて,一番の思い出は,
朝までかかって請求書を作成したことです。
皆さんが助けてくださって,仕事をやりきったことは忘れられません」
経営者の仕事は社員さんにいかにして,
本気になって働く場を提供することであると
改めて感じました。
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■■がんばれ建設■■■■■■■■■■■■■■No.98 ■■■
〜建設業専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■2005年12月12日■■■■
お世話になっている皆様。いつもありがとうございます。
■先日,福島県那須にISOの研修を実施するために行ってきました。
そこは,ゴルフ場を併設したホテルで,ISO14001を取得しようとされています。
■ゴルフ場支配人が,ゴルフ場を案内してくださいました。
「どうぞ歩いてみてください」
そう,促されて芝の上を歩くと
「じゅうたんのようでしょう」との声。
本当にふわふわでまるでじゅうたんの上を歩いているようでした。
■ディポット跡(ゴルファーがショットを打って芝をもぎ取った跡)
もきれいに修復されていました。
そのディポット跡を見て,以前読んだ雑誌を思い出しました。
■『ティーショットを打つとボールは,ディポット跡に入ってしまいました。
がっくりしていると,キャディーさんが,
「6インチ動かしていいですよ」
と言ってくれたのです。
★そういえば,スタート時点に6インチリプレース
(6インチの範囲内でボールを動かしてもよいルール)
の説明があったことを思い出しました。
★これ幸いと動かそうとしたとき,
「動かさないで打ったほうがいいですよ」という仲間の声。
「えっ?」怪訝な顔で仲間の顔を見ると,その方は次のように続けました。
★「ディポット跡に入ったボールを打つ練習は,そうめったにできるものではありません。
練習場では,そんな状況は作れませんからね。
せっかくですから,あるがままを受け入れて,その状況の中で打つ練習をしたほうがいいですよ。
あるがままに打つことが一番です。」
★私は,ドキッとしながら,しかし「あるがまま」に打つことにしました。
打ち終えてから,ディポット跡がいやだとか,自分は不運だとかと思うのでなく,
自然体でいられる自分自身のありようが大事だと感じました。
★的確な判断で,そのおかれている状況のそれ以上でもそれ以下でもない,
ありのままを受け入れて,対処すべきだ,ということなのでしょう。
これこそ「作意のない無為の心」です。
(We're Golfer 日経BP社 2005年8月27日号より)』
■企業経営においても,厳しい外部環境が訪れた時こそ,
今の状況を受け入れて,「あるがままに打つ」ことが大切なのでしょう。
外部環境が変化すると,ジタバタしてしまうものです。
そんな時こそ,「今,自分は,ディポット跡で打つ練習をしているんだ」
と思える強い心を養いたいものです。
■厳しい外部環境を乗り越えて,苦労して頂点に立った方のお話の中から
学ぶことも必要でしょう。
能代工業高校バスケットボール前監督 加藤廣志さんの講演はいよいよあしたです。
あと数名のみ,会場に入ることができます。
↓
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【 建設経営者倶楽部 12月例会 】
■テーマ:『管理者(部課長)の仕事とその育成方法とは』
講師;能代工高バスケ部を33回日本一にした加藤廣志元監督
■日時:平成17年 12月13日(火) 13:30〜16:30
■場所:高砂殿 JR名古屋駅西口
詳しくはコチラ↓
www.hata-web.com
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【編集後記】
先週は,山梨県山中湖から長野県松川町に移動してきました。
山中湖は,氷点下5度。厳しい冷え込みでした。
今週は,三重県鈴鹿市,岐阜県飛騨市に伺います。
鈴鹿では,鈴鹿サーキットをテスト走行させてもらえそうです。
いずれの地でも暖かく迎えてくださり,感謝の気持ちで一杯です。
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■■がんばれ建設■■■■■■■■■■■■■No.97■■■
〜建設業専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■2005年12月9日■■■
お世話になっている皆様。いつもありがとうございます。
■秋田県 能代市の「能代工業高校」バスケットボール部
加藤廣志前監督は,在任30年間に33回全国制覇
(全国高校選抜11回,インターハイ11回,国体11回)
を果たしました。
現在アメリカ NBA で活躍中の田臥勇太選手は,加藤前監督の教え子です。
■加藤廣志前監督は,高校クラブ活動の真の役割は,
「世に出て(卒業して)役に立つリーダー人材の育成」と明確に定義しています。
そのために,次のことを実践しました。
?基本動作(規律,けじめ,挨拶)の体得,
?真のチームワークを体得,
?リーダーとしての素養を養う
★ひるがえって,私たちの会社の「真の役割」とはなんでしょうか。
特に,現在建設業界の信用にかかわる問題が生じていますから,深刻な課題です。
また,そのために私たちがなすべきことはなんでしょうか。
一度考えてみてください。
■また,加藤廣志前監督は,真の役割である
「世に出て(卒業して)役に立つリーダー人材の育成」
能代工業高校バスケットボール部にて果たそうとしました。
しかし,次のような課題が発生しました。
? 選手の素質が都会の選手と違う
(能代の選手は都会の選手に比べて,胴長短足,身長168cm)。
? 監督は教諭でもあり,ずっと練習をみていられない。
そこで加藤前監督は,次の対策を実施しました。
?胴長短足の地元選手の利点を発見しそれを伸ばした。
(ルーズボールの支配力高い,スタミナがある,粘り強い),
?リーダーの資質がある選手をコーチに起用し,
監督の分身づくりをし,NO2の位置づけと権限委譲を進めた。
その結果,平面バスケを完成させ,輝かしい成果をあげたのです。
★さて,私たちの会社での,同様の課題(社員のレベルが低い,
NO2が育っていない)が発生しています。
特に管理者の育成の遅れは,中小建設会社に共通の課題です。
これを解決するためにどのようなことをすべきでしょうか。
これも一度考えてみてください。
■このように,スポーツ指導者の体験は,企業経営に役立つことが多いのです。
学校スポーツは,毎年生徒が入れ替わるので,その中で勝ち続けるためには,
指導者の役割が大きいと言われています。
それに比べ,企業は毎年社員が入れわかるわけではないので,
学校スポーツよりも楽なはずですが,実際にはなかなかうまくいきません。
指導者(経営者)はいかにして,コーチ(管理者)を育成するかで,
試合(事業)の成否が決まっているのです。
下記のように,能代工業高校バスケットボール部 加藤前監督が名古屋に来ます。
ぜひともご一緒に勉強しませんか。
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【 建設経営者倶楽部 12月例会 】
■テーマ:『管理者(部課長)の仕事とその育成方法とは』
講師;能代工高バスケ部を33回日本一にした加藤廣志元監督
■日時:平成17年 12月13日(火) 13:30〜16:30
■場所:高砂殿 JR名古屋駅西口
www.hata-web.com
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【編集後記】
昨日は,大阪で異業種の方々と経営計画の勉強会でした。
オーガニック商品の販売,ホームセンター,薬品販売,宝石業など
様々でしたが,異業種の方々の経営戦略から学ぶことは多いです。
本日は,富士五湖の一つ,山中湖にてISOの研修を行います。
冷え込んでいて,身が引き締まる思いです。
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■■がんばれ建設■■■■■■■■■■■■■No.96■■■
〜建設業専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■2005年12月5日■■■
■建設経営者倶楽部 12月例会まであと2週間です。
http://www.hata-web.com/seminar/seminar_01.html
テーマ:『管理者(部課長)の仕事とその育成方法とは』
講師;能代工高バスケ部を33回日本一にした加藤廣志元監督
加藤前監督は素朴で,かつ力強い方です。
管理者育成をお考えの方は,ぜひともご参加ください。
日時:平成17年 12月13日(火) 13:30〜16:30
場所:高砂殿 JR名古屋駅西口
■「がんばれ建設〜建設業専門の業績アップの秘策」では,
建設業でがんばっている建設経営者,建設技術者に向けて
業績アップの秘訣を毎週お届けします。
■私は,長くトンネル,ダム,橋梁の施工管理をしてきました。
その後,1995年の阪神大震災を契機に脱サラをし,現在では,建設業に特化した
技術コンサルタント会社を経営しています。
■さて先日来,建築構造偽造問題で新聞がにぎやかです。
建設技術者として,なんとも恥ずかしい問題です。
■前回のメールマガジン「イチローと測量器械」を読まれて,
ある読者の方よりメールをいただきました。
『最近、話題の建築構造計算の偽装について、感じたことをメール致します。
何故建築申請の段階で偽装を見抜けなかったか?
民間検査機関及び自治体の当該部門を含め、計算がコンピュータで行われることにより、
ブラックボックス化され、条件設定に誤りがなければその結果を信じてしまいます。
そして書類が整っていれば、合格させてしまうのではと推測しております。
我々の年代では、手回し計算機により断面計算、鉄筋量などを算出し、
図面も手書きで、それを繰り返したことから経験的に、
この構造物であれば断面、鉄筋量は、おおよそどれくらいかを推測できたものです。
コンピュータ化と、計算の高度化からこういった経験則は働かないのでしょうか?
以前、私が生コンクリートの仕事をしていた頃の体験です。
支保工を外したら玄関の車回しのひさし(屋根)が落下しました。
コンクリート強度が不足しているのでは?との疑いをもたれ、
官庁の監督さんに厳しいお叱りを頂戴後、現場を確認のため見ました。
ひさしは片持ち梁で本体建物と連続してつくられたものですが、
配筋を見ると引張り側にあるべき主筋が圧縮側にありました。
お叱りを受けた監督さんに今ごろはこのように配筋するのですかと問い合わせたところ、
見なかったことにして帰れといわれて追い帰された経験があります。
(中略)
我々技術者は、今一度原点に立ち返りものの本質を見極める力を付ける必要がある
と感じメールを差し上げることとしました。
私も若かりし頃、先輩に測量機は恋人のように大事に抱いて運べといわれたことを貴方
の一文で思いだしました。
建設コンサルタント会社勤務 Kさんより』
■いただいたメールを読んで,20年前のことを思い出しました。
ダムの現場にて,橋梁基礎の設計をしていた時に,当時の現場所長Fさんが
私の書いた設計図をみて,「鉄筋が少ないのではないか?」
と言われました。
再計算すると,F現場所長の指摘どおり条件入力が誤っていました。
また,別の仮設の支保工の設計をした時にも,F現場所長は図面をのぞきこんで,
「応力計算はあっているようだが,タワミが大きいのではないか?」
と言われました。
これもズバリあたっていて,驚いたものです。
■F現場社長は,構造計算書を細かくチェックするまでもなく,間違いを指摘されました。
まさに三現主義(現場、現実、現物)を実践された技術者でした。
■構造計算偽造問題は,技術者が現場を見直すよいきっかけのように思います。
技術者としてこの問題について,議論しませんか。
たくさんのご意見をお待ちしています。
【編集後記】
12月に入り,建設業界にとって最繁忙期となりました。
十数年前に歳末に現場で労働災害を起こしてしまい
ご家族の方に泣かれた経験があります。
「無事故の歳末,明るい正月」
この言葉はずっしりと重いです。