■■がんばれ建設,活かせISO■■■■■■■■No.113■■■
〜建設業,ISO専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■2006年3月27日■■■■
お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。
■公共事業の減少が続きます。
その結果,多くの建設会社では売上が低下しています。
会社を存続させるためには,
公共事業以外の新規事業を始めなければなりません。
■土木の会社が,建築事業を始めるとそれは新規事業になります。
住宅事業を始めたり,リフォーム事業を始める会社が
比較的多いです。
つまりは官需から民需への転換です。
■環境問題の高まりという時代背景を踏まえ,環境関連事業を
はじめる会社も増えています。
太陽光発電,風力発電関連事業
省エネルギー支援事業
エスコ事業
などがあたります。
■1次産業である農業や林業に目を向けている企業もあります。
農業,林業は重機を使用したり,労働集約型であることは
建設業と似ているので参入しやすいといえます。
■さて,新規事業を成功させる会社はどんな会社でしょう。
幹部社員,一般社員は,今年の飯の種を育てなければ
今年の利益を確保できません。
それに対して,経営者は,3年後,5年後の飯の種を育てなければ
会社の存続はありません。
3年後,5年後の飯の種とは新規事業も含まれますので
新規事業は経営者が率先して行わなければならないということになります。
■会社を存続するためには,開始して3年以内の事業売上を
全体売上の10%以上確保する必要があるといわれています。
■京セラ,KDDIを創業した稲盛和夫さんは,
その著「敬天愛人」(道理を守り,仁の心をもって衆を愛する の意)
にて,新規事業に成功する人について次のように言っています。
「常に新しいものにチャレンジしている人でなくてはならない。
ことばを換えれば,停滞していること,安定していることを
望まない人でなければならない。
またあふれるような希望と,
限りない夢を未来に描ける人でなければならない。
さらに常識にとらわれない人であり,
常識にとらわれないで努力すれば可能性が開けるのだと,
信じている人でなければならない。」
■続いて,新規事業を成功に導くために
稲盛さんは同著にて次のようなに話しています。
「(新規事業とは)狩猟民族が獲物を追い詰めるようなものである。
槍1本を持って,獲物の足跡をたどりながら,不眠不休で追い続け
追いつめ,なんとしてもしとめる。
つまり「どうしてもこうありたい」という願望,
「何としてもやり遂げねばならない」という責任感,
さらに「弱音を吐くな」と自分を励ます意思を持って
最後までやり遂げるのである。」
■さらに願望の強さと夢の成就の関係について
次のように呼びかけています。
「潜在意識まで透徹するほど強烈な願望を持ち続けることによって,
自分の立てた目標を貫徹しよう」
■経営者の強い願望こそが新規事業推進の原動力になります。
私の事業自身,ベンチャー事業経営者です。
槍1本を持って,獲物の足跡をたどりながら,不眠不休で追い続け
追いつめ,なんとしてもしとめる気概を忘れてはいけないことを
改めて感じました。
【編集後記】
4月1日より弊社大阪支店を開設することになりました。
またISO研修ではトップクラスのテクノファグループ
株式会社関西テクノファを3月3日に創立しました。
今期スローガン
「がんばれ建設,活かせISO」
を貫徹するべく不眠不休でやりきる気持ちです。
応援よろしくお願いします。
■■がんばれ建設,活かせISO■■■■■■■■No.112■■■
〜建設業,ISO専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■2006年3月20日■■■■
■昨日WBCで日本が韓国に勝ちました。
このシリーズでは,イチロー選手がムードを作ってきたように感じます。
■2次予選で韓国戦に負けた日には
「野球人生の中で最も屈辱的な日だった。」
と語りました。
試合中にも大きな声をあげたりして,その悔しさを全面に出し続けました。
その表情からは,悔しさを耐えている様子が伺えました。
そして,その後も黙々と他の選手に率先して練習に励みました。
その結果,チームの士気は上がり,
準決勝での福留選手のホームランにつながったのだと感じます。
■お釈迦さんは,人間を悟りに導く方法として六波羅蜜を説いています。
「布施(ふせ)」;与える
「持戒(じかい)」;自ら戒めるものを持つ
「忍辱(にんにく)」;苦難やいやなことを耐え忍ぶ
「精進(しょうじん)」;仕事に一生懸命打ち込む
「禅定(ぜんじょう)」;心を落ち着かせる
「智慧(ちえ)」;以上の五つの修養に努めていると生まれる
■イチロー選手は,
自分へのリスクの大きいために,WBCへの出場辞退する選手が多い中
率先して参加して,日本国民に希望を与え(布施)ました。
1,2次予選にて韓国戦に負けたときには,
苦難やいやなことを耐え(忍辱),
さらに練習に励みました(精進)。
バッターボックスに入れば,いつもと変わらぬ所作で
心を落ち着かせ(禅定),
昨日はなんと3安打を打ちました。
■私たちはとかく
自分本位で(布施を与えず)
自制せず(持戒(じかい)せず),
苦難やいやなことから逃げ(忍辱(にんにく)せず),
なまけ(精進((しょうじん)せず),
心が乱れ(禅定(ぜんじょう)でない)がちです。
これらを修養するための智慧(ちえ)を身につけようとしません。
■私たち,建設経営者は,イチローの「表情,所作」に
おおいに学ぶ必要があると強く感じました。
【編集後記】
・昨週,自社の社員さん全員で自ら立てた目標(個人,家庭,会社)の
進捗確認をしました。
会社の目標の達成度がよい人は,
個人の目標や,家庭の目標も達成していることに気づきました。
やはり人は,自分自身,家庭,仕事の3つバランスが大事なんですね。
・日経コンストラクション3月10日号に
私が執筆しました
「いますぐできる原価低減」第10回
が掲載されています。
お読みくださり感想をお寄せくださいますとうれしいです。
■■がんばれ建設,活かせISO■■■■■■■■No.111■■■
〜建設業,ISO専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■2006年3月13日■■■■
お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。
■先日,山梨県にてMT社の報連相全社推進大会に参加しました。
報連相全社推進大会とは,社員さんが
5〜10名程度のグループに分かれ,それぞれテーマを決めて
6ヶ月間活動をした成果を,発表するものです。
■MT社様では,1年前より報連相活性化活動を進めており,
そのまとめとしての大会でした。
報連相全社推進大会の開催目的は2つです
1)報連相の習慣化
2)自主的,自発的行動の推進
■各グループの活動テーマは基本的には自由ですが,
「報連相」を用いて解決できるテーマとすることが条件です。
実際に活動したテーマは次のようです。
・報連相の活性化により資材購入のロスの減少する
・他部署との報連相を活性化する
・報連相の活性化により残業時間の低減
・報連相の活性化により受注アップ(チャンスロスの低減)等
■発表が終わり,その後,表彰がありました。
永続勤務表彰,業績に寄与した個人とグループ,
すばらしい提案をだした個人,グループ
と同時に,報連相推進全社大会の結果発表がありました。
■表彰を見ていて気づいたことがあります。
それは報連相の活性化しているグループは,
業績が良いところが多いということです。
業績による表彰と,報連相大会の表彰をダブル受賞したグループが
2つあったのです。
報連相の活性化と業績との関連を改めて認識しました。
■その後,パーティがあり,受賞されたグループの
一般社員さんとお話をしたところ,
次のようにお話される方がいらっしゃいました。
Gさん「実は,1年前まで会社を辞めたいと思っていたのです。
ところが,報連相セミナー受講後,リーダーを中心として
報連相の活性化に取り組みました。
そうするとメンバー間の気持ちが揃ってきたのです。
徐々に仕事が面白くなり,今回賞をいただくほどに,
ムードがよくなってきたのです。」
Fさん「2年までに私がこの営業所に来たときには,
ルールがなく,社員相互にばらばらの状態でした。
まとまりがなかったのです。
ところが,報連相を意識しだしてから
・ルールをみんなで話し合って決める
・定例ミーティングをしっかりと開催する
を実施することができました。
その結果として,最優秀賞(個人),最優秀グループ賞,
報連相大会努力賞までいただくことができました」
Hさんの上司にこの話をすると
涙を流しながら,喜びをかみ締めておられました。
「2年前はどうなるかと思いましたが,
社員が心を揃えて業務を推進してくれたことが
本当にうれしいです」
■この2つの話に共通しているのは,
報連相を活性化することで社員満足度が高まり
それが顧客満足度の向上につながり,
その結果として業績が上がったということです。
社員が満足していない会社が,お客様に満足を与えることは決してできません。
■モスバーガーの櫻田社長は次のようにおっしゃっています。
「お帰りになるお客様に頭を下げた時,
お客様から
『ごちそうさま』とか『また来るからね』
ということばが自然に返ってくるのがプロの仕事だ。
頭を下げたときに,人間の発する気が
お客様に伝わらないといけない。」
■お客様に気が伝わるための条件の一つが
社員満足の状態にあることだと感じます。
【編集後記】
・建設経営者倶楽部への入会をしていただく方が,
続々と増えています。
共に学ぶ建設経営者の方が増えると本当にうれしいです。
1年間継続して学ぶ建設経営者倶楽部にぜひご入会いただき
厳しい建設業界を乗り超えたいと思います。
http://www.hata-web.com/
・日経コンストラクション3月10日号に
私が執筆しました
「いますぐできる原価低減」第10回
が掲載されています。
お読みくださり感想をお寄せくださいますとうれしいです。
また東京で
「速習!工事コスト低減」セミナーを開催することとなりました
関東の方はぜひご参加ください。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/NCR/seminar/genka/
名古屋の方は「原価管理基礎セミナー」コチラ
http://www.hata-web.com/seminar/seminar_01.html
大阪の方は「原価管理基礎セミナー」コチラ
http://www.k-technofer.co.jp/training/index.html
■■がんばれ建設,活かせISO■■■■■■■■No.110■■■
〜建設業,ISO専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2006年3月6日■■■■
お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。
■公共工事関係の設計をしているM社に伺ったときのことです。
公共工事の設計案件は年々減少し,また発注単価も下がっているため
経営が苦しい会社が多いです。
しかしこのM社は違いました。
■私はM社様に次のように聞きました。
「厳しい時代背景にも関わらず順調に経営されているようですが
この理由は何ですか」
そうすると創業者であるM会長は次のようにおっしゃいました。
M会長;「ISO9001を取得したことが大きいです。
ISO取得と運営は想像以上に効果がありました。
特に,組織引き締めと社員の意識改革が進みました。」
私;「具体的にはどのような効果がありましたか」
M会長;「利益率が10%程度アップしました」
私;「それはすごいですね。
どうしてそんな結果がでたのでしょうか」
M会長;「まずISOを中心になって推進している推進メンバーの成長です。
先日内部監査を受けましたが,彼らの予想以上の成長に驚きました。
さらに,手順をきちんと守ることによりミスが減りました。
技術提案も仕組みにいれることで,改善提案が活発になりました。」
私;「幹部社員さんが生き生きと働いているように感じますが」
M会長;「私の意思をマニュアルに含めておくことで,
私が一つ一つの細かいことにまで指示を出す必要がなくなりました。
そのことで,権限委譲がすすみ,幹部社員も仕事がやりやすくなったせいでしょう」
私;「それでは今後の改善点は何でしょうか」
M会長;「目標達成に対する意欲がまだまだ足りません。
品質目標は,会社の業績目標そのものにしているので,
もっともっと真剣に目標に対して取り組めば,まだまだ業績は
あがると確信しています」
■ISOが企業業績に寄与しておらず,かえって「足かせ」となっている会社があります。
しかし一方でM社のように,ISOを用いて,
利益が上がっている会社が実際に数多くあります。
私はこのように具体的に成果の上がるISOを
「儲かるISO」と呼んでいます。
やり方によって,「儲かるISO」としてISOを活用している会社と
「足かせISO」となっている会社もあります。
■2006年5月より「ISO推進フォーラム」という勉強会を開始します。
詳しくは追ってお知らせしますが,
ぜひともISOを見直して,儲かる仕組みを構築してください
【編集後記】
先週は青森県青森市,岐阜県飛騨市に移動し,
現在静岡県伊東市に来ています。
いろいろな地域でいろいろな方とお話をすると
学ぶことが多く,刺激的です。